
エキゾチックアニマルとして飼育される小動物は、特有の健康問題に直面することがあります。
日頃から注意深く観察し、異常が見られた際には早期の対応が重要です。
ハムスター
皮膚病
ハムスターはウイルス感染や不衛生な飼育環境が原因で、皮膚病にかかることがあります。
主な症状にはかゆみ、脱毛、皮膚の赤みや炎症などが見られます。
下痢
ハムスターの下痢は、細菌やウイルス感染が主な原因ですが、ストレスや食事内容の変化、内臓疾患や腫瘍が関与している場合もあります。
下痢が続く場合や体重減少が見られる場合は、速やかに当院を受診してください。
特にハムスターは小さな体であるため、急激に体調が悪化することがあり、早期の治療が大切です。
腫瘍
ハムスターは1歳を過ぎると腫瘍が発生するリスクが高まります。
良性腫瘍であっても大きくなると体に負担がかかるため、早期発見が望ましいです。
定期的な触診や異常の有無の観察が大切で、疑わしい場合は早急に診察を受けましょう。
特に悪性腫瘍の場合は進行が早いことが多いため、迅速な対応が求められます。
うさぎ
消化器疾患
うさぎは消化器系が非常にデリケートで、特に消化管うっ滞(胃腸の動きが鈍くなる状態)を引き起こしやすいです。
これが進行すると便秘や食欲不振が現れ、重症の場合は全身にショック症状を引き起こすこともあります。
特に繊維質の豊富な食事を心がけ、便の状態や食欲に変化があれば、早めに受診することが重要です。
生殖器疾患(子宮疾患・精巣疾患)
うさぎの高齢化に伴い、生殖器疾患のリスクも高まります。
特にメスのうさぎでは、子宮疾患として内膜過形成や子宮癌、筋腫などが発症することがあり、発見が遅れると治療が難しくなることがあります。
定期的に健康診断を受け、早期に異常を発見することで治療の成功率が向上します。
オスのうさぎも精巣疾患が発生することがあるため、注意が必要です。
不正咬合
うさぎの歯は生涯伸び続けるため、噛み合わせが悪くなると奥歯や前歯が過剰に伸び、口内を傷つけることがあります。
これにより食欲不振や口腔内感染症の原因となるため、定期的な歯のチェックを行いましょう。